DNAから見た日本人

書名　：　DNAから見た日本人
著者　：　斎藤成也
出版社：ちくま新書　525　2005.3.10　第１刷　215ページ　￥735）
感想　：　データが、というか視点が古い。DNAの検査を自分のやってから、うん、NATIONAL　GEOGRAPHYでやっているあっちの方が、日本人がどこから来たかがわかりやすい。　ただ、日本人を中心にしているから、縄文人DNAの共通項と言語比較はわかりやすい。埼玉県出土の遺跡からのミトコンドリアDNAでいくと、日本人と同一配列が存在するのは、台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシア、漢族、沖縄、モンゴル、アイヌ、アフリカあまりにおおざっぱ。それにね、今、NG社のだと、アイヌとインドネシアはDNA違うことになっているしなぁ。
ただ、埼玉に、縄文時代にいたのが、中国系、南方系、北方系ということはわかる。　日本語とニューカレドニア言語の近縁性。（新潟大学　大西耕二）